本日は垂水区星稜台の地域コミュニティにお邪魔してきました。
介護予防に関しては運動方法だけではなく、一般的な身体の加齢変化の特徴をお伝えした上で
思考の軸を変えることを大切にしています。

スクワットを毎日１０回行うよりも普段使用する椅子の高さを１０cm低いものに変えるだけで、下肢筋力強化に繋がりますし、
歩く時に踵からの接地を意識するだけで、歩行時にお尻の筋肉の働く量が増加します。

予防を目的とした運動方法も大切ではありますが、継続できないことがほとんどです。
なるべく継続できるようにと１０分間で実施できるシンプルな内容のものにしてはいますが、それでも継続して実施できる方はごく一部です。
ですのでどこを鍛えるのか、なぜ鍛えるのかといった理屈の部分に加えて、なぜ自分が介護予防に取り組むのかを伝えていくことを大切にしています。
病気は突然やってきて、それまでの当たり前の日常を奪うこと。入院して皆が家に帰れているわけではないことなどを含めて、
リアルなことを伝えることも大切にしています。

同時に、いずれ病気や障害を抱えても安心してこの街で暮らし続けるためにも、より早期からの関わりを通して
地域の皆様にとって何でも相談できる訪問看護ステーションでありたいと思います。