SERVICEサービス紹介
クリオが大切にする「らしさサービス」
「らしさ」が詰まった家で、「らしく」を支える。
ご利用者が生活する家は一軒一軒様々で、思い出の写真が飾ってあったり、思い出が詰まった置物が飾ってあったり、柱に思い出の傷があったりと様々な想いの詰まった「帰りたい家」「居たい家」がそこにはあります。ご利用者、ご家族の『らしく』を支えるためには、私たちがその「居たい場所」への想いを感じとり、その想いに自分の心を近づけることが大切であると考えております。「自分の心を動かしながら他者の心に寄り添う」クリオのこだわりの1つです。
希望する「らしい」生活をご支援する。
「医療依存度に関係なく居たい場所にいるために」ご利用者のあらゆる要望にお応えするためにもクリオには看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が在籍しております。いつまでも元気に、1日でも長くご家族と住みなれたお家で「その人らしい生活」を送っていただけるようにご支援いたします。各職種の様々な視点から個々のご利用者の状態に応じたオーダーメイドの訪問看護を提供いたします。
自宅復帰への「おもい」を最大限に尊重することが
クリオ「らしさ」。
クリオに在籍するスタッフは、病院での勤務を経験しています。病院では、患者様の『家に帰りたい』の言葉に寄添い、支援してきたスタッフばかりです。私たちは、帰りたい場所に帰っていく幸せな顔をした患者様の顔を知っています。一方で、帰りたい場所ではない場所へ帰っていく患者様の顔も知っています。各スタッフそれぞれがそれらの経験を通して、在宅生活への強い想いを持っています。私たちはこの病院経験をもとに、在宅の現場から「家に帰りたい患者様」の在宅復帰を支援致します。
神経・難病特化支援サービス
より質の高い最高のサービスを届けたい。
訪問看護では、幅広い疾患を持ったご利用者と関わる機会が多くなる分、必然的にジェネラリスト(広範囲にわたる知識をもつ人)が育ちやすい環境であると言えます。一方で、ある一定の分野(例えばがん疾患、神経難病疾患等)に限定して経験を重ねた場合は、その分野での経験量が多くなる分、より専門性の高いスペシャリストが育ちやすくなるとも言えます。より専門性の高いサービスを実現するためには知識、技術の習得に時間をかける事はもちろんのこと、その分野で多くの経験を重ねる事のできる環境が必要であると考えております。
さらに、ただ闇雲に経験を重ねるのではなく、その経験をを振り返り共有し、高め合えるチームが必要であると考えております。そこで弊社では、各専門分野における特化支援チームを立ち上げ、より専門性の高い訪問看護サービスの実現に取り組んでおります。疾患と日々本気で向き合うご利用者へ、本気の訪問看護を届けたい、その現場の想いから始まった取り組みです。
パーキンソン病特化支援チームとは
パーキンソン病に関して専門的な知識、技術を有した看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚療法士により編成
いつまでも「その人らしく」
在宅生活を過ごして頂くために
パーキンソン病は進行性疾患であり、各病期において様々な症状が出現します(別表)。当ステーションでは、この病期を3期(前期、中期、後期)に分け、各病期の症状に応じた適確な訪問看護サービスの提供の実現を目指しております。また、将来起こりうる症状を適確に予測し、予防的視点を持った関わりを徹底しております。
疾患と本気で向き合う
ご利用者・ご家族と本気で向き合うための体制
パーキンソン病特化支援チームは、疾患の進行に対する不安を持ちつつも、日々、力強く「今」と向き合っているご利用者との関わりの中から生まれました。本気で疾患と向き合うご利用者・ご家族に対して本気で向き合う体制を目指します。私たちは現場の中にこそ答えがあると考えております。現場のご利用者・ご家族から頂く経験をチームの力として吸収し、より専門性の高い現場で求められるサービスを形にします。
パーキンソン病特化支援チームの特徴
- なるべく発症早期からのリハビリ介入。転倒による骨折を徹底して予防
- 今後起こりうる病状の変化を予測し一手先の予防的介入の実施
- より効果が得られやすい運動療法(LSVTBIG)の指導・実施
- 病期に応じた的確な訓練の選択、実施
- 看護師、リハビリテーション職種の強い連携
- 医療依存度に関係なく安心して住みなれた環境で生活が続けられる
LSVTBIGとは
アメリカで開発されたパーキンソン病に対するトレーニング方法で認定資格を有するセラピストが実施。当ステーションには資格保有者在籍。
パーキンソンの進行と重症度
神経難病特化支援チームでは、病期を3期(前期、中期、後期)に分け、各病期の症状に応じた適確な訪問看護サービスの提供の実現を目指しつつ、将来起こりうる症状を適確に予測し、予防的視点を持った関わりを徹底しております。
初期パーキンソン症状の一部はあるが、いずれの症状も軽く、薬物療法により身体的活動能力は保持されている。生活制限は殆ど無い。 リハビリ現在の社会活動を維持していくことを目的に、早期に出現した症状の是正を促していく。不安の軽減や体力の維持・改善を目的に、疾病の理解を促し、自己管理方法を伝達していく。 内容立位バランス練習、姿勢矯正、応用歩行練習、心肺持久力強化練習など。 |
発症、診断 軽症期 内服薬著効期 |
StageⅠ 一側性障害のみ。通常、機能障害は軽微またはなし StageⅡ 両側または身体中心部の障害。ただし、体のバランス障害は伴わない。 |
Ⅰ度 日常生活、通院に介助を要さない |
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中期症状が進行し機能障害が明確となり、日常生活で一部介助を要する状態となる。また、薬物の長期服用により、効果の減弱や日内変動が生じ、障害の状態が変化する。さらに、場所や場面、心理状態による影響も受けやすくなり、障害像が複雑化する。 リハビリ住環境や生活リズムの再構築を促し、生活面で生じる問題をできる限り少なくすることにより自立度を高め、介助量の軽減を図り、廃用性症候群を予防する。活動量の維持・改善、転倒予防を目的に、自主練習・セルフケアの指導、すくみ足対策などを実施していく。また、ご利用者様やご家族の経済的・身体的負担の軽減を目的に、社会資源の活用を促す。 内容関節可動域練習、筋力強化練習、姿勢バランス練習、基本動作練習、ADL練習、呼吸療法、自主練習・セルフケアの指導、介助方法の指導・確認、家屋改修や調整、福祉機器の検討・導入、社会資源(介護保険、特定疾患、支援費制度など)の活用の助言など。 |
治療合併症期 進行期 |
StageⅢ 振戦、筋固縮、無動が両側性になり、日常生活がやや不便になる StageⅣ 日常生活動作の低下が著しい。 |
Ⅱ度 日常生活、通院に部分介助を要する |
後期自力で動くことができないため、日常生活に全面的な介助を要する。この時期に急速に移行する危険因子としては、脱水、電解質異常、尿路・呼吸器感染症、転倒などの合併症があげられる。 リハビリ不必要な臥床による症状増悪、褥瘡、関節拘縮、気道内分泌の貯留、感染症の発生の予防を図る。 内容ポジショニング、関節可動域練習、座位保持・バランス練習、呼吸療法、体位変換方法の指導、日中の過ごし方に関する指導など。 |
在宅療養期 |
StageⅤ 振戦や筋固縮が強く、全く動けない状態 |
Ⅲ度 日常生活に全面的な介助を要し、独力では歩行・起立不可 |
地域支援サービス
1日でも長く、「居たい場所」で、
「いたい人」と、「その人らしく」を伝えたい。
普段私たちは病気、障害を抱えるご利用者様と関わっております。病気、障害が与える影響を、ご利用者様の側で目の当たりにしているからこそ私たちがやるべき予防があると考えております。「もっと早く出会っていれば・・・」ご利用者のその一声からこの事業は開始しました。私たちにしか出来ない予防があります。垂水区、西区であれば各施設や、事業者などに専門の講師派遣いたします。まずはご連絡ください。
主な活動内容
地域支援事業
- 健康運動教室への講師派遣
- 健康相談に関する相談員の派遣
企業様へのセラピスト派遣
- ヘルパーステーション講師(作業療法士、理学療法士、言語聴覚士)派遣
- グループホームへの理学療法士派遣
- デイサービスへの理学療法士派遣
訪問看護サービス
療養生活を営むご本人と、その介護者様が住み慣れたご自宅にいたまま安心して生活できるように、医療的なケアを行うことや療養生活のご相談やお手伝いなどをいたします。体温・血圧・呼吸・脈拍などの様々な健康状態の観察と助言からターミナルケアまでご本人がらしく生きられるよう支えていきます。
看護
- 病状・障害の観察と判断、健康管理
- 食事・清潔・排せつのケア、水分・栄養管理
- リハビリ、日常生活動作の訓練
- 医療的なケア(傷や褥瘡〔床ずれ〕の処置、点滴や医療機器等の管理など)
- 薬の飲み方と管理
- 療養生活、看護・介護方法に関する相談・助言
- 家族の悩みの相談
- 終末期ケア
- かかりつけの医師との連絡と調整
リハビリ
- 身体機能訓練
関節拘縮の予防、筋力・体力の維持、褥瘡の予防、自主トレーニングの指導 - 日常生活動作訓練
歩行練習(屋内、屋外)、基本動作訓練(寝返り、起き上がり、移乗動作など)
日常生活動作訓練(食事や更衣、入浴、トイレ動作など) - 家族支援
歩行練習(屋内、屋外での介助方法の検討、指導)、福祉用具・自助具の提案、住宅改修に関する助言
居宅介護支援サービス
お客様が要介護状態となった場合においても、可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるよう、担当のケアマネージャーが、どのような介護サービスをいつ、どれくらい利用するのが良いか、お客様にとって一番最適なケアプランを作成し、お客様お一人お一人の心身の状態にあわせ、またお客様ご本人とご家族の要望を踏まえ介護サービスの調整を行います。
※ケアプラン作成サービスは全額介護保険負担となりますので、お客様のご負担はありません。ただし、介護保険料を納めていない方は一旦自己負担となりますのでご了承ください。
ケアプラン作成の流れ
1.アセスメント
アセスメントとは居宅介護支援のケアプランを組み立てる前に、被介護者の生活環境や状態の把握を目的とした情報収集のことです。生活に支障を来している要因や、被介護者の症状を深く理解するために、健康状態の確認や、普段の生活態度や現在の精神状態、さらにはご家族様の状況を含めた細かい聞き取り調査が行われます。その中で、大きな柱となるのがご本人やご家族様が「どうなりたいか」「どうやっていきたいか」という希望で、アセスメントを通して現状確認を行った上で、被介護者ができること・できないことを判別し、ご利用者様にとって最適なケアプランを作成していきます。
アセスメントは、ケアプラン作成までの流れの中で最も重要な項目といえます。この工程を綿密に行えたかどうかにより、被介護者とご家族様のその後の生活が変わるため、どんなに小さなお悩みやご要望でも、アセスメントの段階できちんとケアマネージャーにお伝えいただけますと幸いです。
2.ケアプランの決定
アセスメントを通して作成されたケアプランの原案をもとに会議を行い、ケアプランの原案に記載されたサービス内容に問題がないかどうか精査、情報交換を行います。ケアプランが決まる重要な工程なので、アセスメント同様、些細なことでも気になることがあればご質問下さい。
3.介護サービスの開始
作成されたケアプランに沿って、随時介護サービスの利用を開始します。ケアプランは、各種介護サービスを受けるにあたり必要な書類ですので、大切に保管しておいて下さい
4.アフターサービス
サービス開始後も、ケアマネージャーが月に一度は、ご利用者様(またはご家族様)のご自宅を訪問し、健康状態の変化や、新たな要望や不満な点がないかなどの確認を行い、ご利用者様に適したサービスを継続的に利用できるように支援させていただきます。