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コグニサイズ In多聞福音教会
こんばんは。クリオ訪問看護・リハビリステーション井芹です。
本日は月に1回の多聞福音教会での体操教室日でした。
多聞福音教会では毎月第4木曜日に体操教室を実施しております。内容は約20分程度の集団体操を行った後、休憩を挟みながら20分間のコグニサイズを実施します。
認知症予防運動プログラム「コグニサイズ」
認知症を患う人数は、今後大きく増えることが予想され、2012年に全国で462万人と推計された人数が、2025年には700万人を超えるとされ、わずか10年間で1.5倍に増加すると予想されています。このような背景の中で、国立長寿医療研究センターでは、これまで自治体等との連携の下で進めてきた研究から、MCI(認知症ではないが正常とも言えない状態)の段階で、運動と認知トレーニングを組み合わせた「コグニサイズ」の実施が、認知機能の低下を抑制することを明らかにしました。(国立長寿医療研究センターホームページより引用)
コグニサイズとは
コグニサイズとは国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題(計算、しりとりなど)を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称を表した造語です。英語のcognition (認知) とexercise (運動) を組み合わせてcognicise(コグニサイズ)と言います。Cognitionは脳に認知的な負荷がかかるような各種の認知課題が該当し、Exerciseは各種の運動課題が該当します。運動の種類によってコグニステップ、コグニダンス、コグニウォーキング、コグニバイクなど、多様な類似語があります。コグニサイズは、これらを含んだ総称としています。
1. 運動は全身を使った中強度程度の負荷(軽く息がはずむ程度)がかかるものであり、脈拍数が上昇する(身体負荷のかかる運動)
2. 運動と同時に実施する認知課題によって、運動の方法や認知課題自体をたまに間違えてしまう程度の負荷がかかっている(難易度の高い認知課題)
多聞福音教会では4色ラダーを使用したコグニサイズを導入しております。多聞福音教会ではコグニサイズ導入して本日が4回目。このラダーを使用したコグニサイズは基本ステップがあるのですが、参加者の皆さまは少しずつ基本ステップを習得し、少し複雑な認知課題を加えた内容が行えるようになってきました。また参加者同士がステップを教え合う場面も増えてきており、長期的に継続して運動が行える環境が整ってきております。今後は難易度別にブース分けをして様々な参加者に対応できる体制を整えていきたいと思っています。