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チームで支えた「食事」支援
クリオ訪問看護リハビリステーションの今川です。
事業所を跨ぎ、みんながチームとなって支えた食事の1場面をご紹介させて頂きます。
お昼時間帯に利用者様のお宅で本人様、家族様、在宅医の先生、看護師、ケアマネージャー、ヘルパー、
クリオの看護師、理学療法士で「忘年会&1年間お疲れ様会」を行いました。
利用者様を中心にみんなが顔を合わせて楽しく食事をとることはもちろんですが、この会には別の目的もありました。
それは「ネガティブな食事形態への変更」のステップです。
食べれない物を食べれるようなポジティブな方向への食事形態の変更は喜ばしいことですが、
今回のように今の食事より食事形態を落とすようなネガティブ方向への変更は抵抗があるものです。
しかしこのネガティブ方向への変更をいかに「楽しい」「ありがとう」に変えられるか、
そこにチームとして、看護としてのプロフェッショナルを感じました。
利用者様のことを考えると食事形態の変更が必要です。
また心配する家族様のことを想ってもそうです。
そして食事介助をしているヘルパーも不安や恐怖心があるでしょう。
この利用者様にとって、またその周りの方にとっても安全に安心に食べるためには必要なことです。
今回はその手段として「忘年会&1年間お疲れ様会」を切り口にし、それを楽しいものに変えました。
「食事」とただ一言で言っても、「食べるもの」や「嚥下能力」だけでなく、
誰と食べるか、どのような雰囲気、どんな空気で食べるかということを含めて「食事」。
そこに「食事」のあったかさが詰まっているように感じました。
その場には清水メディカルクリニックさん、その他にも利用者様に携わっている各事業所、
ケアマネージャー、それに加えお弁当を提供していただいた宅配クック123さんと
事業所を超えたチームがそこには存在していました。
それこそが本当の意味での「チーム」であると再認識しました。
「宅配クック123」さんにご協力を頂き食事会をすることができたのですが、
10月に「プロフェッショナル」というテーマで事例発表をした時に同じ舞台に上がりました。
そこでも「プロフェッショナル」についてお話を聞かせてもらいましたが、実際にお弁当を初めて食べて
もっともっと宅配クック123さんの「プロフェッショナル」を感じました!
「見た目」「味」ともにイメージとは全く違うものでした!!
「食べられなくなった人にどのようにすれば楽しく食べてもらうか」
そこには食べやすさだけではない、「食事の楽しさ」を追求した優しさ、あったかさが詰め込まれていました!
宅配弁当、訪問看護と一見全く違う業種でも「向いている場所」が同じで
そこに対してどのように携わるか、それぞれがそれぞれの強み、プロフェッショナルを発揮し、
向いている場所が同じだからこそ、そこがチームになる!
先ほども書きましたが、事業所のチームが本当のチームではなく、利用者様が中心となるチームであるためには
事業所なんか関係なく、みんなが同じ方向を向き、事業所を超えたチームこそが本当の「チーム」!!
最後に、、、
利用者様が伝の心という意思伝達装置で
「今日は食事会を開いてくれてありがとう(*^^*)」
と入力して下さいました!
これが私たちチームが望んだ「食事」でした!!