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食形態変更時のポジティブアプローチ
ここ最近コメダ⇄スタバのはしごを良くします。日曜日もはしごしてました。
コメダ珈琲といえば食べ物も飲み物も量が多いのが特徴。スタバと比べて量の部分では圧倒的に飛び抜けてます!!ご飯が食べられるコーヒー屋さんって感じです。ただこの地域は高齢者が多いので飲み物は売れても食べ物を売るのは難しそうですね。良くサンドイッチを食べるんですが、卵の量が半端ないです。昔は余裕で食べれてたのに最近は胃が小さくなってきて全く食べれなくなってきました。
食べれなくなるで思い出しました!!題名の食形態変更について。
歳を重ねる過程で食べれなくなる(ごっくんができなくなる)時って誰もが必ずやってきます。在宅での訪問やってると食形態の変更ってどこかのタイミングで必要になりますよね。それ以外にも、スタスタ歩いていた方が足腰が弱ってきて杖が必要になったり、シルバーカーが必要になったり、場合によっては車椅子が必要になったりっていうタイミングがやってきます。
このタイミングにご自身でそれが必要や!!と自らそれに気づき選択される場合は問題ないんですが、気づくタイミングが遅くなることは良くあって私たちは先を予測して早め早めのアプローチが大切になります。特に神経難病疾患のような状態の変化が一般の老化と比べて早いような場合は、それがめちゃくちゃ大切になってきますよね。状態の変化の速さが受容の速さに追いつかないことは良くあります。
ただその場合結構な割合で「そんな必要ない!!」「まだまだ大丈夫」とご本人にご理解いただけないことってよくあります。そらそうです。今それ困ってないんですもんね。
食事に話は戻りますが、食事の構成要素って大きく分けて2つに分類できると思います。一つ目が食事内容(サンドイッチ、お菓子、果物とか)、そしてもう1つが食事環境(誰と、どこで、どんな雰囲気でとか)。さらにそれらを細かく分けていくと、食事内容は形や食感、匂い、味などに、食事環境は人、物、空間とかに分けていけます。こう考えてみると、食形態の変更ってこの要素の中では食事内容の「形」や「食感」の変更であって、その他の要素を変更するわけではないってことが分かります。最近の嚥下食って匂いも良いし見た目の良いものもいっぱいできてます!!感動するくらい良くなってる。
つまり食形態の変更を提案する際には、その他の変わらない要素(匂い、味など)に気づいていただくことって大切で、だからこそ未体験→1回体験してもらうことってめちゃくちゃ大切なんやと思います。体験を通して形も食感もちょっと悪いけど味も、匂いはまあまあええやんとなれば第一関門クリアです。あと、その一歩を踏み込む際に、形・食感が変わるというネガティブな要素を補うために、その他の要素となる環境等をうまく活用することって大切です。以前ブログに書いたALSの方の食形態変更を食事会を通して実現したってケースはこの環境をポジティブに生かした方法だと思います。
物事を細かく細分化して、活かせる要素を最大限生かすポジティブアプローチ。おすすめです!!