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兵庫医療大学 第4回学術講演会に参加しました
看護師の佐々木です!
本日、兵庫医療大学で開催された第4回学術講演会に参加させていただいてきました。
「地域で最期まで暮らすには 〜これからの在宅医療〜」といったテーマで、清水メディカルクリニックの清水政克先生が講師として登壇されました。
参加者は医療・介護従事者のみならず一般市民の方々も多く参加されていました。質疑応答では一般の方々から様々な質問が飛び交っており、在宅医療の関心がすごく高くなっているんだと感じました。先生とは普段より在宅の現場で連携をとる機会が多く、今日は先生の在宅医療の考えについて聞けるとあってすごく楽しみにしていました。
自宅で最期を迎えたいといった想いを持った方は多く、在宅療養の経過の中で様々な要因が重なり合いながら実際にその希望通りとならない方がいる現状があります。そんな中、全国平均と比べて神戸市・明石市では自宅で最期を迎える方の数が多いようで、訪問看護の利用状況と自宅死亡の割合に相関があり兵庫県では訪問看護の利用される方の割合が多いそうです。介護者への負担、急変時の不安など療養者やそのご家族の抱える課題は多岐に渡り、私たち訪問看護師は病と向き合いながらも自宅で生活していく方とその家族の生活を支えるためにしっかりと役割を果たさなければと改めて感じました。
同時に、在宅で最期まで過ごしたいと思う方々を支えていく上で、そのような方々との直接的な関わりだけではなく、在宅療養を希望される多くの方々が安心して住み慣れた家で生活を送ることができるための仕組み作りも重要になると思いました。先生がホリエモンもびっくりするくらいの多動力で様々な活動をされていることは知っていましたが、それらの活動が地域包括ケアの構築を考える上でめちゃくちゃ重要な活動なのだということを感じました。
ACPについても話があり、最期を過ごしたい場所で迎える上で重要となることについて学び、改めて考える時間にもなりました。
私自身、人生の最後は自宅で過ごしたいという思いを持っておりますが、その事について家族へ伝えたことはありません。 家族の思いすらも充分に知れていません。元気な今だからこそ、そのような話をしていても良いのかも知れません。 この人ならどうするか、どうしたいと思うか。 医療者として 第三者の目線から、その人の人生観や思いに寄り添う事。 今後も多くの方の思いに寄り添い、その人らしい生活を支える関わりをしていけたらと思います。