BLOGスタッフブログ
防げる転倒があります
転倒頻度が増えたことをきっかけにリハビリテーションのご依頼をいただくことがよくあります。
パーキンソン病をはじめクリオのリハビリテーション部では在宅での転倒予防対策を重要視しております。防げる転倒がいくつもあることを私たちはご利用者との関わりを通した実績の中で確信しています。
本日も高頻度で転倒しているご利用者のリハビリテーションが開始されました。
転倒状況・傾向を把握する
いつ、どこで、どんな風に転んでいるのかといった転倒状況についてしっかりと確認をとります。
高頻度で転んでいる場合、高い確率で同じ場所で転んでいたり、同じ時間帯に転んでいたり、転んだ際に同じ場所をぶつけていたりすることがあります。
転倒状況を把握することで転倒予防対策の的を絞ることがまず重要になります。
身体機能評価・身体機能訓練
訪問によるリハビリテーションは回数に制限があります。介護保険であれば最大でも60分の場合は週2回、40分の場合は週3回までが限度です。
つまり回数が制限されているからこそ、より的を絞ったアプローチが重要となります。しっかりとした身体機能のアセスメントを行い訓練を行う部位・内容についてターゲットを絞れるところまで絞ります。絞ったターゲットに対して、集中的にトレーニングをすることで訓練効果は高くなります。我々は介入3ヶ月程度が機能訓練の勝負どきであると考えています。
能力評価・能力訓練
どれくらい転倒リスクが高いのか、実際に様々な動作テストを行なって客観的に転倒のリスクを把握します。
そのテスト結果を元に訓練を進め、定期的にテストを行いながら訓練内容が能力改善に繋がっているのかを定期的にチェックしていきます。