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防げる転倒があります② 転倒を客観的に振り返り把握する
転倒予防で介入する際に私たちは転倒の傾向を把握することを大切にしています。
転倒時間帯、転倒場面、転倒場所、転び方等、転倒状況・傾向を把握する事で対策が立てやすくなります。
同時に、この確認作業はご本人・ご家族に転倒状況に関心を持っていただく事、把握していただく事が最大の目的であると考えておリります。
ご本人・ご家族が転倒状況を把握する事が転倒予防の第一歩
高頻度で転倒しているような場合、ご本人、ご家族に転倒のたびに転倒状況をメモに残していただく事をご提案する事があります。
高頻度で転倒している場合はご本人・ご家族が転倒に慣れてしまっている事が多く、まずは一つ一つの転倒を客観的に振り返る機会としてメモに残していただく事はお勧めです。
転倒への意識の変化を把握する
その際、メモに何を書き残しているかが重要になります。メモの内容は転倒をどのようにご本人が捉えているかをアセスメントする上で重要な情報になります。転倒した事を正の時でカウントしていたメモが、何時に転んだかを書き残してくれるようになったり、どこで転んだかを書き残してくれたり、メモの内容がどのように変化しているかが転倒への意識の変化を知る上で非常に重要となります。
私たちの把握している転倒の傾向と、ご本人・ご家族が残すメモの内容が一致してくるようアプローチする事が転倒予防を行う上で重要となります。