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変わる部分、可能性のある部分を探り続ける
ここ最近、小児の訪問看護が増えてきました。
退院直後の運動発達の遅れがある小児と関わる際に、疾患から生じる運動発達の遅れと、環境の影響により生じてしまった運動発達の遅れを整理していく事がすごく大切だと感じます。特に退院してまもない間はそれらが混同している事が多く、環境により生じた運動発達の遅れについては環境が適切に変わる事で発達が促される事が多いです。帰ってきた子供が会うたびに色々な事が出来るようになっていく姿をみるたびに環境を調整し経験する機会を作ることってすごく大切だなと感じます。特に病院環境や施設ではその経験の幅が大きく制限される(制限する)事が多いからこそ、それを補うための工夫をする責任があるんだと思います。仕方のない制限であっても、制限している事が当たり前になってはいけないんだと思います。考え続けることをやめないでいたいです。
たとえその疾患が、一般的に運動発達遅滞の生じる疾患であったとしても、変わる部分、可能性のある部分を探り続け働きかけ続けたいです。